“貞二郎”の読み方と例文
読み方割合
ていじろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしが五歳になった年の暮にわたくしの弟貞二郎ていじろうが生れた。母はそれがためわたくしの養育をしばら下谷したやの祖母に托した。祖母の往々にして初孫ういまごの愛におぼれやすきは世にしばしば見るところである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)