トップ
>
譫語
>
うはこと
ふりがな文庫
“
譫語
(
うはこと
)” の例文
熱劇しくて
譫語
(
うはこと
)
のみ言ひしを、エリスが
慇
(
ねもごろ
)
にみとる程に、或日相澤は尋ね來て、余がかれに隱したる顛末を
審
(
つば
)
らに知りて、大臣には病の事のみ告げ、よきやうに繕ひ置きしなり。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
己は腹の中で、「
譫語
(
うはこと
)
だ譫語だ」と思ひ続けてゐる。暫くして己は友人に聞いて見た。
鱷
(新字旧仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
熱劇しくて
譫語
(
うはこと
)
のみ言ひしを、エリスが
慇
(
ねもごろ
)
にみとる程に、或日相沢は尋ね来て、余がかれに隠したる
顛末
(
てんまつ
)
を
審
(
つば
)
らに知りて、大臣には病の事のみ告げ、よきやうに
繕
(
つくろ
)
ひ置きしなり。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
少くも熱が高くて
譫語
(
うはこと
)
を言つてゐるやうに思はれた。実は不断のイワンだつて、こんな調子な所があるのだが、只、なんと云つたら好からう、顕微鏡で二十倍位に廓大して見るやうであつた。
鱷
(新字旧仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
“譫語”の意味
《名詞》
譫 語(せんご)
筋道の立たない言葉。
(出典:Wiktionary)
譫
漢検1級
部首:⾔
20画
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“譫”で始まる語句
譫言
譫妄
譫
譫事
譫話
譫呆様
譫忘状態