諷罵ふうば)” の例文
といわんばかりに啓之助は、小人しょうじんらしい溜飲りゅういんを下げていた。剣山の帰途、お米と自分の姿へ、馬上から諷罵ふうばをあびせかけて行った有村の態度には、彼とても、こころよくはなかったから。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)