“諭示”の読み方と例文
読み方割合
ゆし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、いう意味の布告をまわし、寺院などへは殊に書状を添えて、村々の百姓へよく諭示ゆしするように伝えた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然るにこの命令を聞くやスタチオ兄弟は怫然ふつぜん色をし、自国語を以て強弁し、極力反抗の気勢を示したるが、結局ハドルスキー氏の諭示ゆしに服し、団員一同と共に警視庁に出頭の準備すべき旨を答え
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
楊儀ようぎの口をもって、諸将の不満へもいわせようとするのであろう、孔明の諭示ゆしんで含めるようだった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)