(二十三年四月)廿にぢう二年の十二月でした、篁村翁くわうそんおう読売新聞社よみうりしんぶんしや退いたにいて、わたしに入社せぬかと高田氏たかだしからの交渉かうしやうでしたから、すぐおうじて、年内ねんない短篇たんぺんを書きました
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)