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誑
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つま
ふりがな文庫
“
誑
(
つま
)” の例文
拳
(
こぶし
)
を挙げて丁と打ち
猿臂
(
えんぴ
)
を伸ばして突き飛ばせば、十兵衛
堪
(
たま
)
らず
汚塵
(
ほこり
)
に
塗
(
まみ
)
れ、はいはい、狐に
誑
(
つま
)
まれました御免なされ、と云いながら悪口雑言聞き捨てに痛さを忍びて逃げ走り
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
はい/\、狐に
誑
(
つま
)
まれました御免なされ、と云ひながら悪口雑言聞き捨に痛さを忍びて逃げ走り、漸く我家に帰りつけば、おゝ御帰りか、遅いので如何いふ事かと案じて居ました
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“誑”の解説
誑 (おう)(sa: māyā、マーヤー)は、仏教が教える煩悩のひとつ。
欺瞞。自分だけの利益や世間の評判(名聞利養)を得ようとして、様々なはかりごとを心に秘めて、自分が徳のある人物であると見せかける偽りの心である。
説一切有部の五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。
(出典:Wikipedia)
誑
漢検1級
部首:⾔
14画
“誑”を含む語句
欺誑
誑惑
斗秤欺誑人
誑惑癖
誑死