角鹿つるが)” の例文
おかには南蛮なんばん屋敷があり、唐人館とうじんかんむねがならび、わんには福州船ふくしゅうぶねやスペイン船などの影がたえない角鹿つるが(いまは敦賀つるがと書く)の町である。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
角鹿つるがの浦から十六、七里、足羽御厨あすわみくりやきたしょう(今の福井市ふくいし)の城下に、ふたりの偽伴天連にせバテレンがあらわれて、さかんに奇蹟きせきや説教をふりまわしていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)