“角十”の読み方と例文
読み方割合
かどじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今まで入荷いりに出荷でにとも付送つけおくりを取り扱って来た中津川の問屋角十かどじゅうに対抗して、牛方仲間が団結し、荷物の付け出しを拒んだことは彼にもわかった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「おれが何を知らすか。当分の間、角十かどじゅうの荷物を付け出すなと言って、仲間のものから差し留めが来た。おれは一向知らんが、仲間のことだから、どうもよんどころない。」
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)