見畢みおわ)” の例文
その可哀らしい姿がとうとう下方の枯木林の中に消えてしまうまで見送りながら、一わたりその谷間を見畢みおわった時分、どうやら小屋の中も片づいたらしいので、私ははじめてその中にはいって行った。
風立ちぬ (新字新仮名) / 堀辰雄(著)