“西笠取”の読み方と例文
読み方割合
にしかさとり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禅定寺までは半日の道のり、周馬の手紙に明日とあるので、さまでに急がなかった不覚を悔いて、鴻山は、大津へ出る本街道を逆に醍醐だいごから、西笠取にしかさとりのほうへ、それらしい影を血眼でさがして行った。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)