“西涼”の読み方と例文
読み方割合
せいりょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これなん先頃から洛陽郊外の澠池べんちに兵馬をめたまま、何進が再三召し呼んでも動かなかった惑星わくせいの人——西涼せいりょう刺史しし董卓とうたくであった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西涼せいりょうの馬超が、韓遂かんすいと共に、大軍を催して、叛旗をひるがえした。都の留守をうかがって、今や刻々、許都きょとをさして進撃している……」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
地理的にみて、ほとんど、遠い異境の英雄とのみ思われていた西涼せいりょうの馬超という名が、忽然とこの蜀にまで聞えてきたのは。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)