裙模様すそもよう)” の例文
芝居の桟敷裏さじきうらを折曲げて、縦に突立つったてたように——芸妓げいしゃ温習おさらいにして見れば、——客のうちなり、楽屋うちなり、裙模様すそもようを着けた草、くしさした木の葉の二枚三枚は、廊下へちらちらとこぼれて来よう。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)