被仰出おほせいだされ)” の例文
それより後は絶えて首の御用を被仰出おほせいだされ候ことなく、かの床穴をももとの通りに修理しうりせしめられ候、程経て御前へ罷出まかりいで候得者
旧臘きうらふ幕府暴政之節被戮りくされ候者祭祀迄被仰出おほせいだされ候由、既に死候者は被為祭、生きたる者は被戮候而者ては、御政体不相立御儀あひたゝざるおんぎと奉存候。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
次いで元文四年三月二日に、「京都に於いて大嘗會だいじやうゑ御執行ごしつかう相成候あひなりさふらうてより日限も不相立儀あひたたざるぎに付、太郎兵衞事、死罪しざい御赦免ごしやめん被仰出おほせいだされ、大阪北、南組、天滿の三口御構おかまひの上追放」
最後の一句 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
京地は勿論、府藩県に於て厳重探索を遂げ、且平常無油断取締方屹度可相立旨きつとあひたつべきのむね被仰出おほせいだされ候事。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)