衡器こうき)” の例文
ふつうの衡器こうきは、棒の根もとに近いところははかりのがあり、それを下げていて他の一方のはしのほうへ、分銅ふんどうを送って行くしかけであったが、薬や金銀のような少しの物をはかる天秤というものだけは
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その点がまた衡器こうきの天秤とよく似ていたのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)