蟒蛇うはばみ)” の例文
三四郎は此缶の横腹よこつぱらいてゐるふたつの穴にをつけた。穴が蟒蛇うはばみ眼玉めだまの様にひかつてゐる。野々宮君は笑ひながらひかるでせうと云つた。さうして、う云ふ説明をして呉れた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
たまたま見たり、蟒蛇うはばみの夢も熱きか圓寢まろねして
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
たまたま見たり、蟒蛇うはばみの夢も熱きか円寝まろねして
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)