螺鑽おおぎり)” の例文
手斧ちょうなや鉋は中々許されなかった。然し彼は仕事に少年としては意外の悧発さを示した。そして自分でも、他人の手に成った螺鑽おおぎりの穴を辿って角材に鑿を入れることがもの足りなかった。
少年の死 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)