蜜飯クチャ)” の例文
しかし今夜だけはこの村の主だつた連中はみな補祭の家の蜜飯クチャに招ばれてゐるから、どうせ誰ひとり忍んで来るものはあるまいと思つてゐた。
他人ひとのことにかれこれ口出しをする暇に、われと我が身のことに気をつけたがよからうぜ、さもないと、煮えつきの蜜飯クチャでその山羊の頸みたいな咽喉を
蜜飯クチャ 乾葡萄や蜂蜜を混じて炊いた飯様の食品で、死者の供養直後、または降誕祭の前夜等に食するもの。
彼は分限者のチューブといふ哥薩克が、補祭の家へ蜜飯クチャに招ばれてゐることを知つてゐた。