“蛇紋石”の読み方と例文
読み方割合
じゃもんせき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蛇紋石じゃもんせきを刻み込んだ黄金の屋根に黄金の柱で希臘ギリシャ風の神殿をかたどり、柱の間を分厚いフリント硝子ガラスで張り詰めた奥には、七宝細工の文字板と、指針があって
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「大へん怒ってるね。どうかしたのかい。えゝ。あの東の雲のやつかい。あいつは今夜は雨をやってるんだ。ヒームカさんも蛇紋石じゃもんせきのきものがずぶぬれだらう。」
楢ノ木大学士の野宿 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
浴室は天井まで模造大理石を張りつめ、十人もいっしょにはいれるような薄緑の蛇紋石じゃもんせきの大きな浴槽のそばに、タオルのおおいをかけたスポンジの寝椅子が置いてある。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)