“じゃもんせき”の漢字の書き方と例文
語句割合
蛇紋石100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「大へんおこってるね。どうかしたのかい。ええ。あの東の雲のやつかい。あいつは今夜は雨をやってるんだ。ヒームカさんも蛇紋石じゃもんせきのきものがずぶぬれだろう。」
楢ノ木大学士の野宿 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
見ると彼女は蛇紋石じゃもんせきの流し場に片手をいたまま、横坐りをして、唇をシッカリと噛んでいた。
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
青豆色フーカスグリンの天井。古黄金色こもんいろの四壁。五色七彩の支那絨氈じゅうたん蛇紋石じゃもんせきの大暖炉。その上に掛かった英国風の大風景画。グランドピアノ。紫檀したんの茶棚。螺鈿らでんの大卓子テーブル。ロココ風のクリスタル・シャンデリヤ。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)