“虎狩”の読み方と例文
読み方割合
とらがり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土人が虎狩とらがりしてゐるところやら、玉乗りの小僧やら、大きな風船玉の糸がちぎれて空に舞つて行くところやら、走馬燈のやうにつぎつぎに目にうつつては消えて行きます。
のぞき眼鏡 (新字旧仮名) / 土田耕平(著)
「どこまでひとをばかにするんだ。よし見ていろ。印度インド虎狩とらがりをひいてやるから。」
セロ弾きのゴーシュ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それは大そう勇ましい姿でしたが、もと/\にかいたものですから馬は前足を高くをどらせたまゝ、少しも動きませんでした。第二番目の眼鏡には、土人の虎狩とらがりがうつりました。
のぞき眼鏡 (新字旧仮名) / 土田耕平(著)