藤茶屋ふじぢゃや)” の例文
むかし江戸品川、藤茶屋ふじぢゃやのあたり、見るかげも無き草のいおりに、原田内助というおそろしくひげの濃い、の血走った中年の大男が住んでいた。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)