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薬袋紙
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やくたいし
ふりがな文庫
“
薬袋紙
(
やくたいし
)” の例文
旧字:
藥袋紙
それを包む紙を「
薬袋紙
(
やくたいし
)
」と呼びます。昔は色々の種類があったようですが、今一番沢山用いているのは
楮
(
こうぞ
)
に
紅殻
(
べにがら
)
を入れた紙であります。落ちついた赤い色で、他では見かけません。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
彼は
予
(
あらかじ
)
め太田医院の
薬袋紙
(
やくたいし
)
と外袋とを手に入れ、それには一見区別の出来ないように、それ/″\記入をして、その包紙の中には毒薬を入れ、千鶴の持っているのと同じ風呂敷を用意して
黄鳥の嘆き:——二川家殺人事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
薬袋紙
(
やくたいし
)
を表紙に
茶半紙
(
ちやばんし
)
二三帖を綴ぢた製本の体裁から本文の書体、悉くわたくしの原本と同一で、しかも驚くべきは巻首と巻末とに捺してある印までが原本のものに似せてあることであつた。
来訪者
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“薬袋紙”の意味
《名詞》
こうぞと雁皮をまぜてつくられた紙で、主に薬の包装に使用された。
(出典:Wiktionary)
薬
常用漢字
小3
部首:⾋
16画
袋
常用漢字
中学
部首:⾐
11画
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
“薬袋”で始まる語句
薬袋