“やくたいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薬袋紙60.0%
薬包紙20.0%
藥袋紙20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はあらかじめ太田医院の薬袋紙やくたいしと外袋とを手に入れ、それには一見区別の出来ないように、それ/″\記入をして、その包紙の中には毒薬を入れ、千鶴の持っているのと同じ風呂敷を用意して
「祖父が丸の内のお出入り屋敷へゆくと、向うから、薬包紙やくたいしのように日にやけた小僧が、白い歯をだしてニヤニヤ笑いながら来るので、よく見たら家の息子だった。」
本當だよ、銀と紺の藥袋紙やくたいしに包んだまゝ、五分玉の珊瑚さんごと一緒に巾着きんちやくへ入れて置いて、口惜しいがそれを何處かへ落してしまつたんだよ——それはもう五日も前のことだ。