“薬棚”の読み方と例文
読み方割合
くすりだな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やおら立ち上がってふすまを開けた。押し入れに薬棚くすりだなが作られてあった。非常な大きな薬棚で、無数の薬壺が置かれてあった。彼は薬壺を取り出した。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
急患があり、病院から小使が呼びに来たので栗栖は玄関へ出て行ったが、部屋へ帰ってみると、銀子が薬棚くすりだなの前に立って、うろうろ中をのぞいていた。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)