“薩摩揚（さつまあ）” の例文

もう子ねずみさえもかからなくなってしまった捕鼠器（ねずみとり）は、ふたの落ちたまま台所の戸棚（とだな）の上にほうり上げられて、鈎（かぎ）につるした薩摩揚（さつまあ）げは干からびたせんべいのようにそりかえっていた。

ねずみと猫 (新字新仮名) ／ 寺田寅彦(著)

“薩摩揚（薩摩揚げ）”の解説

薩摩揚げ（さつまあげ）は、魚肉のすり身を成型し、油で揚げた食べ物または日本の料理でもある。魚肉練り製品であり、「揚げかまぼこ」に分類されるKotobank。
主に東日本ではさつま揚げ、西日本では天ぷら、そのうち鹿児島ではつけ揚げとも呼ばれるKotobank（ただし、衣をつけないで素揚げにする点などが通常の天ぷらとは異なる）。
魚肉のすり身に塩・砂糖などで味付けして整形し、油で揚げるKotobank。丸形・角形など形は様々である。ゴボウ、イカ、ゆで卵などの素材を包み込んだものもあるKotobank。
(出典:Wikipedia)

薩	漢検準1級 部首:⾋ 17画
摩	常用漢字 中学 部首:⼿ 15画
揚	常用漢字 中学 部首:⼿ 12画