“薄嗄”の読み方と例文
読み方割合
うすが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはナイル河底の冥府めいふの法廷で、今から一千九百六十五年前に、記録係のトートの神が読上げた、神秘的な、薄嗄うすがれた声が大空の涯から引返して来た旋律に相違なかった。
髪切虫 (新字新仮名) / 夢野久作(著)