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蔵前風
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くらまえふう
ふりがな文庫
“
蔵前風
(
くらまえふう
)” の例文
そこに
蔵前風
(
くらまえふう
)
な
丸髷
(
まるまげ
)
の美女が、冬の陽ざしを
戸閉
(
とざ
)
していたら、誰が目にも、この屋敷の若奥様か或いはお
妾
(
めかけ
)
様、——まさかに
掏摸
(
すり
)
の見返りが居催促とは見えなかろう。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
急に流れこむ外の光線をうけてまぶしげな微笑を含んでいる女の半身——見ると
蔵前風
(
くらまえふう
)
な
丸髷
(
まるまげ
)
くずしに
被布
(
ひふ
)
を着て、琴か茶か
挿花
(
はな
)
の師匠でもありそうな
身装
(
みなり
)
、姿はまるで変っているが
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蔵
常用漢字
小6
部首:⾋
15画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“蔵前”で始まる語句
蔵前
蔵前橋
蔵前通
蔵前取
蔵前片町
蔵前旅籠町