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蔑称
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べっしょう
ふりがな文庫
“
蔑称
(
べっしょう
)” の例文
綽名
(
あだな
)
には
愛称
(
あいしょう
)
、
嘲称
(
ちょうしょう
)
、
蔑称
(
べっしょう
)
などはあっても、敬称は稀れなものだが、宋江の場合は、すべてに衆人の畏敬がふくまれていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ともらいというのはもちろん葬式の意味であり、マダムというのは例の
蔑称
(
べっしょう
)
で、本当の名はせい子であるが、また「おきちさん」というかげの呼び名もあった。
季節のない街
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
コケットといえば以前は女たらしの男をも呼んだが今は専ら男たらしの女を指す。それからコックス・コーム(鶏冠)はきざにしゃれる奴の
蔑称
(
べっしょう
)
で雄鶏が冠を
聳
(
そばだ
)
てて威張り歩くに
象
(
かたど
)
ったものだ。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
蔑
常用漢字
中学
部首:⾋
14画
称
常用漢字
中学
部首:⽲
10画
“蔑”で始まる語句
蔑
蔑視
蔑如
蔑侮
蔑意