“蓙掛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ござが50.0%
ござがけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、目ざとくも遠くから蓙掛ござがけの幌馬車キビートカを見つけた叔母さんは、はやくも其処へ帰つて来てゐた。
雪をいていた者は雪払ゆきかきめる、黄色い真綿帽子を冠った旅人の群は立止る、岩村田がよいの馬車の馬丁べっとう蓙掛ござがけの馬の手綱たづなを引留めて、身を横に後を振返って眺めておりました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)