“董斎”の読み方と例文
読み方割合
とうさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
香以の子之助は少年の時けい北静廬きたせいろに学び、筆札を松本董斎とうさいに学んだ。静廬は子之助が十四歳の時、既に七十に達して、竹川町西裏町に隠居していた。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
諸持、鶴寿、花雪、交山は死して既に久しく、書家董斎とうさいの如きは、香以と同じ年の四月に死んでいる。狩野晏川かのうあんせん、河竹新七、其角堂きかくどう永機、竺仙、紫玉、善孝等はこのむれうちにいた。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)