すい)” の例文
天明六年北尾政演が描ける『狂歌五十人一首』は天明狂歌のすいを抜きたるものその板画と相俟あいまつて狂歌絵本中の冠たるものなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
(然れども)その類より出でて、そのすいを抜く。生民(ありて)より以来、未だ孔子より盛んなるもの有らざるなり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)