華足けそく)” の例文
だれも何の気もつかなかったが、翌朝その餠の箱が寝室から下げられた時に、側近している女房たちにだけはうなずかれることがあった。皿などもいつ用意したかと思うほど見事な華足けそく付きであった。
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)