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苧殻
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をがら
ふりがな文庫
“
苧殻
(
をがら
)” の例文
こん度来たのは、脚の
苧殻
(
をがら
)
のやうに細い、六歳の娘である。お父うさんを見ようと云ふので、抜足をして、そつと病人の足の処まで来て、横目で見た。
板ばさみ
(新字旧仮名)
/
オイゲン・チリコフ
(著)
いかなる茸にても水桶の中に入れて
苧殻
(
をがら
)
をもちてよくかき廻して後食へばけつしてあたることなしとて、一同この言に従ひ家内ことごとくこれを食ひたり。
遠野物語
(新字旧仮名)
/
柳田国男
(著)
(勿論重太郎の同類たる一群の豪傑は例外である。)重太郎の
憤怒
(
ふんぬ
)
を発するや、太い牢格子も
苧殻
(
をがら
)
のやうに忽ち二つにへし折れてしまふ。狒や大蛇も一撃のもとにあへない最期を遂げる外はない。
僻見
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
苧
漢検準1級
部首:⾋
8画
殻
常用漢字
中学
部首:⽎
11画
“苧”で始まる語句
苧
苧環
苧糸
苧幹
苧麻
苧纑
苧績
苧纑商人
苧垂
苧桛