すなわち「苦諦」を、いま人生はどうあるかの問題に対する説明とすれば、「集諦」は、「なにゆえにそうであるか」の問題に対する説明ということができましょう。
すなわち釈尊が四苦八苦といわれた、その苦諦の苦ではないのです。少なくとも人間苦といい、社会苦といわれる苦には、資本家だとか、無産者だとかいうような区別はありません。
“苦諦(四諦)”の解説
四諦(したい、sa: catur-ārya-satya, チャトゥル・アーリヤ・サティヤ)または四聖諦(ししょうたい、pi: cattāri ariya-saccāni, チャッターリ・アリヤ・サッチャーニ、4つの・聖なる・真理(諦))とは、仏教が説く4種の基本的な真理。苦諦、集諦、滅諦、道諦のこと。四真諦や苦集滅道。
苦諦(くたい) - 迷いのこの世は一切が苦(ドゥッカ)であるという真実。
集諦(じったい) - 苦の原因は煩悩・妄執、求めて飽かない愛執であるという真実。
滅諦(めったい) - 苦の原因の滅という真実。無常の世を超え、執着を断つことが、苦しみを滅した悟りの境地であるということ。
道諦(どうたい) - 悟りに導く実践という真実。悟りに至るためには八正道によるべきであるということ。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)