“くたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
苦諦50.0%
躯体50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわち「苦諦くたい」を、いま人生はどうあるかの問題に対する説明とすれば、「集諦」は、「なにゆえにそうであるか」の問題に対する説明ということができましょう。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
すなわち釈尊が四苦八苦といわれた、その苦諦くたいの苦ではないのです。少なくとも人間苦といい、社会苦といわれる苦には、資本家だとか、無産者だとかいうような区別はありません。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
小出楢重こいでならしげ。 この人の色は強烈でありながらちゃんとつりあいが取れていて自分のような弱虫でも圧迫を感じない。「裸女結髪」の女の躯体くたいには古瓢こひょうのおもしろみがある。
昭和二年の二科会と美術院 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)