花山院かざんいん)” の例文
そして三条西実隆さんじょうにしさねたか花山院かざんいん右大臣に愛されて、ますます国学和歌を学ぶ一方、華道や、庭園の作法などまで稽古けいこするようになった。
蒲生鶴千代 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
これよりすぐ下山して、密かに禁中へまかり、花山院かざんいん(大納言師賢もろかた)か、万里小路までのこうじ宣房のぶふさ)へこの二通を手わたし、時をかず、奏聞そうもんに達せよと、くれぐれ申せ。——よいか、書中は重大だぞ
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)