“芦波”の読み方と例文
読み方割合
あしなみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左岸の深い芦波あしなみのうちから、とつぜん、小旗を立てた三、四隻の速舟はやぶねが、こなたの淀川舟をめがけて漕ぎ進んで来た。——待てっ、と何度となく呼ぶ声もただではない。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)