色郷しきごう)” の例文
あれほどかたく、時の来るまで待てといましめて、三河の一色郷しきごうに隠し、生みの子の安穏な育ちを、そっと守らせておいたはずの藤夜叉だ。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)