良人ていしゅ)” の例文
それを思出おもいでにして、後生だから断念あきらめておくれ。神月は私の良人ていしゅだったと、人にいっても差支えはない。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
自分の良人ていしゅが頭を地につけてあやまっても、かないというて居るのを私はたびたび見ました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「だって、おめえ良人ていしゅなら、おいらにゃあかたきだぜ。」
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)