舅出きうしゆつ)” の例文
姪はもと女子の謂ふ所であつても、公羊傳くやうでん舅出きうしゆつの語が廣く行はれぬので、漢學者はをひをてつと書する。そこで奚疑塾けいぎじゆくに學んだ壽阿彌は甥と書せずして姪と書したものと見える。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)