臭骸しうがい)” の例文
射る矢も此処ここにたちがたき身の、はて臭骸しうがいを野山にさらして、父が末路の哀れやまなぶらん、さらずば悪名を路傍につたへて、腰に鎖のあさましき世や送るらん、さても心の奥にひそまりし優しさは
琴の音 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)