トップ
>
自虐
>
じぎゃく
ふりがな文庫
“
自虐
(
じぎゃく
)” の例文
そんな光景を立ち去らずにあくまで見て胸を痛めているのは、彼には近頃
自虐
(
じぎゃく
)
めいた習慣になっていた。
惻隠
(
そくいん
)
の情もじかに胸に落ちこむのだ。以前はちらと見て、通り過ぎていた。
馬地獄
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
一種の
自虐
(
じぎゃく
)
だが、当人には、人の窺い知れない
自悦
(
じえつ
)
もある。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自虐
(
じぎゃく
)
めいたいやな気持で楽天地から出てきたとたん、思いがけなくぱったり紀代子に出くわしてしまった。変な好奇心からミイラなどを見てきたのを見抜かれたとみるみる
赧
(
あか
)
くなった。
雨
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
それは何か自分の指を噛んでしまいたいような
自虐
(
じぎゃく
)
めいた快感であった……。
蛍
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
だから、今日の寺田は一代の一の字をねらって、1の番号ばかし
執拗
(
しつよう
)
に追い続けていた。その馬がどんな馬であろうと
頓着
(
とんちゃく
)
せず、勝負にならぬような
駄馬
(
バテ
)
であればあるほど、
自虐
(
じぎゃく
)
めいた快感があった。
競馬
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
“自虐”の意味
《名詞》
自 虐(じぎゃく)
身体的、精神的に自分自身に苦痛を与え、虐げること。
(出典:Wiktionary)
“自虐”の解説
自傷行為
自虐(じぎゃく、en: self-torture)は、自分で自分をいじめ苦しめること。自分の肉体や心をいためつけること。
(出典:Wikipedia)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
虐
常用漢字
中学
部首:⾌
9画
“自虐”で始まる語句
自虐的