“じぎゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
自虐100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは何か自分の指を噛んでしまいたいような自虐じぎゃくめいた快感であった……。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
だから、今日の寺田は一代の一の字をねらって、1の番号ばかし執拗しつように追い続けていた。その馬がどんな馬であろうと頓着とんちゃくせず、勝負にならぬような駄馬バテであればあるほど、自虐じぎゃくめいた快感があった。
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)