自己みずから)” の例文
この時十蔵室の入り口に立ちて、君らは早く逃げたまわずやというその声、その挙動ふるまい、その顔色、自己みずからは少しも恐れぬようなり。
おとずれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
我は何事にも、かの大使徒たちに劣らずと思う。われ言葉につたなけれども知識には然らず、凡ての事にて全く之を汝らにあらわせり。われ汝らを高うせんために自己みずからひくうし、価なくして神の福音を
パウロの混乱 (新字新仮名) / 太宰治(著)