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自嘲的
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じちょうてき
ふりがな文庫
“
自嘲的
(
じちょうてき
)” の例文
十余年前、『親馬鹿の記』を書いたときの私には、まだ心のゆとりがあり、
自嘲的
(
じちょうてき
)
な言葉にも、人生を
諷刺
(
ふうし
)
するだけの
稚気
(
ちき
)
があった。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
もこれとやや同想であり、生活の不遇から多少ニヒリスチックになった、悲壮な
自嘲的
(
じちょうてき
)
感慨を
汲
(
く
)
むべきである。
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
半ば
自嘲的
(
じちょうてき
)
であった。過去の牢獄生活の上に現在の自分を築き上げた彼は、その現在の自分の上に、是非とも未来の自分を築き上げなければならなかった。それが彼の方針であった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
女は遊びのあとには、特別
自嘲的
(
じちょうてき
)
になることが多かった。
私は海をだきしめていたい
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
若松屋惣七は、
自嘲的
(
じちょうてき
)
に笑い出していた。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
嘲
常用漢字
中学
部首:⼝
15画
的
常用漢字
小4
部首:⽩
8画
“自嘲”で始まる語句
自嘲
自嘲心
自嘲癖