トップ
>
臀込
>
しりご
ふりがな文庫
“
臀込
(
しりご
)” の例文
遠い所に置いてあったものが急に眼の前へ迫った感じで、励まされるよりは
怯気
(
おじけ
)
がついて、
臀込
(
しりご
)
みするようになるのであった。
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ああ云う場合についドギマギして
臀込
(
しりご
)
みしてしまうのであるが、それだけ純なところもあること、等々を橋寺に伝えて貰う、と云うようにでもしたらば
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
べそを掻いて
臀込
(
しりご
)
みをしながら、何の彼のと泣き言を並べて暫く皆をてこずらせたが、実はそれが
常套
(
じょうとう
)
手段で、いつもそう云う風にぐずついている間に
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
こんな事を云われて、腕を取られた見物人は、にやにやと怯えたような薄笑いをして、
臀込
(
しりご
)
みをしてしまう。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
臀
漢検1級
部首:⾁
17画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“臀”で始まる語句
臀
臀部
臀餅
臀肉
臀端折
臀後
臀拭
臀革
臀見鬼人