膵液すいえき)” の例文
第一に歯の咀嚼そしゃくを受け、唾液にて澱粉でんぷんを糖分に変化せしめられ、胃に入りて胃筋の機械的作用と胃液の化学作用を受け、それより小腸に入りて腸液と膵液すいえきと胆汁の消化作用を受け
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
生理学上で食物を消化するのは五つのえきだ。第一が唾液だえき、第二が胃液、第三が膵液すいえき、第四が胆汁たんじゅう、第五が腸液さ。そのうちで唾液と膵液と腸液の三種が米や麦のような澱粉質を消化する。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
唾液だえき、胃液、腸液、膵液すいえき胆汁たんじゅう、粘液その他必要の液をことごとく供給し、一つ体中諸機関の消耗しょうもうを補いて肉ともなり、皮ともなり、毛ともなり、骨ともなりて常に人体の要部を補給するなり。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)