腸窒扶斯ちょうチブス)” の例文
そのから風邪をひいてたちま腸窒扶斯ちょうチブスになったのだという医者の説明をそのまま語って、泣きながら釣台のあとについて行った。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
誰かに見てもらった所が、れは腸窒扶斯ちょうチブスだ、岸の熱病が伝染したのだといって居るあいだに、その事が先生に聞えて、その時私は堂嶋の倉屋敷の長屋に寝て居た所が、先生が見舞に見えまして
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)