“脊皮”の読み方と例文
読み方割合
せがわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
健三は黙って障子のそばに据えてある比田の机を眺めた。硯箱すずりばこ状袋じょうぶくろや巻紙がきちりと行儀よく並んでいる傍に、簿記用の帳面が赤い脊皮せがわをこちらへ向けて、二、三冊立て懸けてあった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)