わきぼね)” の例文
それ鶏のわきぼねは、これを食らわんとするも肉なく、これを捨てんとするも捨て難き味あり、いま直面している戦は、あたかも肉なき鶏の肋を口にねぶるに似たりとの思し召かと拝察いたす。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)